法人概要

【設立趣旨】

超高齢社会を迎える日本では、医療費の増大は逼迫しており、がん、心疾患、糖尿病等の生活習慣病が医科診療費の３４．５％を占めています。（厚生労働省「平成27年度国民医療費の概況」）生活習慣病による通院は就労にも悪影響を与え、がんによる労働損失は年間で１．１兆円を超えると推計されています。

病気の顕現を避ける、病気の確率を減少させる一次予防には生活習慣の改善が必要です。例えば糖尿病と診断された人は診療所等において自然科学に基づく理想的な食事療法、運動療法を医師から指導を受けることも必要ですが、診療所から自宅に帰るまでに「大福餅を食べたい衝動を我慢する」「わかってはいるけどやめられない」生活習慣を改善するためには、人文社会科学、芸術の知識や助けを借りることも必要だということに気づき、最終的にたどりついた解決案は、演劇の手法を用いた健康教育プログラム「Health Education Theater (健康教育劇場)」でした。

演劇といってもスポットライトを浴びて、日常で使わないようなセリフを叫ぶものではありません。日常の一場面（夜中にアイスクリームを食べたくて困っているなど）をモチーフとして、参加者全員でアドリブの劇を創作し、実際に演じます。他者を演じることにより、自分を客観視することにもつながります。また、劇の中であっても、心動かされる言葉で説得された経験は、あたかも自分が実際経験したかのように記憶に残り、日常に戻っても「あんなに説得されたから食べすぎることはやめよう」と自己制御できたという体験もあります。

「Health Education Theater (健康教育劇場)」は、ZOOMのようなオンライン会議システムでも可能で、どこからでも、誰でも楽しく参加でき、ストレスなく続けられる健康プログラムです。そのプログラムを開催できるファシリテーターを養成していくことで、様々な場所で開催し、生活習慣を改善できる人を増やしていきたいと考えています。

現在神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科の授業として行ってきましたが、一般市民を対象としてプログラムを提供し、我々の活動や事業を地域に定着させ、他地域の行政や関連団体との連携を深めていく必要があり、多くの市民の方にも参画していただくために法人を設立することに致しました。法人名は私の著書『日本再生のための「プランＢ」医療経済学による所得倍増計画』から特定非営利活動法人プランＢとさせて頂きました。１％の富裕層ではなく９９％の人々の生活を豊かにするという想いで、人々の健康寿命の延伸に貢献したいと考えております。

【設立年月日】２０２３年１月２０日

【主たる事務所】東京都品川区東中延1丁目2番3-302号

【正会員】１２名

【役員】理事長　Yoo　ByungKwang（ユウ　ヘイキョウ）

　　　　理事　　芳我　ちより　臺　有桂

　　　　監事　　中山　直子

​